あけましておめでとうございます2012/01/03

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。



 今年の特筆される作曲家ではドビュッシー(生誕150年)が筆頭だろうか。ジョン・ケージ、ジャン・フランセ、ナンカロウ(生誕100年)、イベール、アイアランド(没後50年)あたりも演奏される機会が増えそうである。個人的に興味があるのはヤン・ドュシークとヨゼフ・ヴェルフル(共に没後200年)。ドュシークはハイドンに絶賛されたという作曲家、ピアニスト。マリー・アントワネットの寵愛を受けたそうだが王妃の首を刎ねるギロチンの描写もあるソナタを残している。
 ヴェルフルはベートーヴェンの好敵手であり長身に加え美男子で当時はベートーヴェンを超える人気があったという。
 ベートーヴェンから初期ロマン派への変遷期を担った作曲家は以前から興味があるので取り上げてみたい作曲家である。

ジェフリー・チャペルのジャズソナタ2012/01/06

 ジェフリー・チャペルによる「ジャズソナタ」は自演盤がCentaurから出ている。複雑という印象は受けないもののそれなりに楽しい作品に纏まっている。他にも「メランコリー・ムーン」「無言のポップソング」などはアンコールにぴったりの小品であろう。「無言のポップソング(Pop Songs Without Words)」は言うまでもなくメンデルスゾーンの「無言歌」のパロディ(メロディーそのものをパロディにしている訳ではない)。
 楽譜を付き合わせて聴いているとそれほど難しいとは思われないのだけれども、実際に演奏すると記譜上のリズムは聴くほどに単純ではない。ジャズ系クラシック作品を演奏する際リズムは特に細心の注意を払うべきでメトロノームで緻密に練習する必要があるだろう。

グレッグ・アンダーソン「美しき青きドナウ」2012/01/12

 グレッグ・アンダーソンはアメリカのピアニストであり自身のピアノデュオの為の編曲でも知られる。日本では伊賀あゆみと山口雅敏両氏によって演奏紹介されている。私も両氏の実演を聴いたことがあるがまず、華やかな編曲であることに加え両パートの腕の交差や演出など厭きることがない作品となっている。
 楽譜を見ながら聴くと実に考えられた編曲であることがわかる。アンダーソンの代表曲とも言える「美しき青きドナウ」では途中「ラブストーリー」を想わせる演出も施されてあり是非男女のピアノデュオで聴きたい作品である。腕の交差もローゼンブラットの「コンチェルティーノ」程の大技では無いが中々難しく書かれてある。演奏に関してはローゼンブラットの方が簡単だろうか。
 ラフマニノフの「ヴォカリーズ」も佳作で対位法的な書法では無理に両パートに旋律を振り分けることをせず腕の交差を厭わないのは演奏上、音楽的にも無理がない。

http://www.youtube.com/watch?v=iTKyoovCdXw&feature=related

トリオの練習2012/01/23

 トリオの初顔合わせ。曲はメンデルゾーンのピアノトリオ2番。素晴らしい曲だ。メンデルゾーンはピアノ曲も多く佳曲もあるがやはり弦楽器の旋律線の美しさが最大の魅力であろう。ピアノパートは結構難しい。